大船渡植樹

東日本大震災発生の翌年、当クラブの有志が被災地である大船渡市を訪問して「瓦礫処理」のボランティアに参加させて頂きました。これをご縁に阿部会員、増井会員、冨田会員が度々大船渡RCを訪問し、また山の手東グループのIMにおいては震災についてのご講話をいただくなどの交流を重ねてまいりました。

2017-18年度RI会長、イアン・ライズリー氏によって環境保全のために「ロータリアン一人一本植樹運動」が提唱され、世界中のロータリアンが2018年4月22日の「アースディ」までに植樹を行う事となりましたが、私達のクラブでは環境に対して、また全ての人の心に対してより効果の高い、社会に必要とされる植樹を行いたいと考えました。そこで大船渡RCの事務局にご相談をさせていただき、2018年4月に当地で当クラブの最初の植樹を実施させていただきました。キャッセン大船渡には8街区に大船渡RCの皆様にお手伝いをいただいてサクラなど50本を植樹いたしました。盛(さかり)小学校では同じく大船渡RCの皆様と25名の同校の児童と一緒にドウダンツツジ20本とアジサイを20本植樹いたしました。その他赤崎小学校にはハナミズキ3本を贈呈させていただいております。

当クラブの50期に東日本大震災発生から10年を迎えるにあたり、当時の服部復興支援委員会委員長の発案で再び大船渡市での植樹が企画され、これは50周年記念社会奉仕事業としての位置づけとなって計画を進めてまいりました。しかしながら長引くコロナ禍によって50期のうちに植樹を行う事はかなわず、予算を記念事業費に振り替えると共に翌期であらためて実施する方向で調整を行う事といたしました。
この度、コロナの感染状況が落ち着きを見せ始めたことから、来年春の実施に向けて準備を進める事となり、大船渡RCと協議の上で11月10日に現地調査を行いました。当クラブからは大船渡市のご出身でもある関澤50期会長、銘板設置をご担当いただく安田会員、そして矢島会員、常行会員にもご同行いただいて5名で訪問させていただいております。
大船渡市並びに大船渡RCとの協議の結果、旧JR大船渡駅のロータリー(鉄道は津波による被災で消失し、現在はBRTの発着場)にツツジを230本、東朋中学校(赤崎・綾里両中学校の統合により本年4月創立)に四季桜5本とツツジ5本、盛こども園につつじ72本を植樹する事となりました。前回同様に大船渡RC会員の皆様にご助力をいただき、2022年4月中旬に実施を予定しております。

(2021-22年度 復興支援委員会委員長  齋藤 悟)