PRESIDENT MESSAGE54期クラブテーマ「挑戦―クラブブランド力の向上」

ステファニーA.アーチック２０２４－２５年度RI会長のテーマは「ロータリーのマジック」です。現在世界で直面している武力紛争と避難民の増加といった分断された世界を癒すには、マジックが必要です。世界の平和構築を目標としている国際ロータリーにもロータリーのマジックが鍵です。それは決して魔法の杖を振って呪文を唱えるだけで達成できるものではなく、一人ひとりの会員が奉仕事業に参加し、寄付を行い、新会員を迎える努力をすることでマジックが生み出されると語られています。　特に会員基盤の向上、平和構築活動を支援することが協調されています。

第２７５０地区　伊藤千恵２０２４－２５年度ガバナーはRI会長のテーマを基に、地区スローガンとして「飛び立とう！原点を心に」を打ち出しました。ロータリーの原点を大切にしつつ、時代の変化に柔軟に対応して、変化にチャレンジする年度にしようと地区内全クラブ会長にその思いを発表されました。

今年度は正に、女性のRI会長、女性の地区ガバナーがロータリーのリーダーとして新たなロータリークラブ像をイニシエートしていただける特徴のある年度を迎えることになりました。

当クラブはこの３年間で、「未来ビジョン計画」に始まり「戦略計画」に引き継ぎ、ロータリークラブそのものの危機感を共有し、今こそクラブのアイデンティティーを高める事を目指すことを決定し、そのクラブの意思を公表する上での東京クロスシティロータリークラブとしての名称変更を行いました。今や、東京クロスシティロータリークラブの名前が第２７５０地区内でも広く認識されて、新しい改革に邁進しているクラブとして認知され始めております。多くの新会員が増え、女性会員も新たに迎えることができました。またファンドレイジングを目指した平和プロジェクトイベントを実施し、奉仕活動の見直しを含めた新たな試みを行いました。

本年度のクラブテーマは、会員の皆様と一丸となって、更にクラブのアイデンティティーを高めるために、また国際的にも地域社会的にも認知度を高めるために変化にチャレンジする年度とする為「挑戦―クラブブランド力の向上」と致しました。戦略計画で示された目標をより具現化する為には、新たに加わっていただいた新会員の熱量、また我がクラブのこれまで築き上げてきたクラブの価値を良く知っておられる先輩・中堅会員の変化に対する柔軟性が素晴らしい化学反応を起こすことによって、より魅力のある東京クロスシティロータリークラブとしてのクラブブランド力が向上できるものと信じております。

２０２６－２７年度は我がクラブより初めて武藤英正ガバナーが誕生します。５４期、５５期はその準備期間となりますが、先ずは、我がクラブの会員がクラブの活動に楽しく参加し、地域社会、国際社会よりも魅力ある、素晴らしい価値の高いロータリークラブと認められるような、クラブ運営に心掛けたいと思います。

会長　柴宮克彦